622日(日)

男子準決勝

Bコート第2試合 

東海大学VS法政大学

 

「東海魂」この単語がこの試合のすべてを物語っていた。セッター阿部・大エース飯塚・センター枩田の主力3人を欠く東海大。リーグ戦では圧勝している法政大が相手とはいえ、苦戦が予想された。序盤、高さとパワーにあふれる攻撃を仕掛けてくる鈴木・角田・今の法政サイドアタッカー陣に対し、防戦一方となる東海大。守護神酒井の再三にわたる好レシーブもなかなか得点に結びつかず、前日の日体大戦に続き、1,2セットを失う厳しい展開となった。

第3セット、酒井を中心とした東海大の粘り強い守備の前に疲労の色が見え始めた法政大は、それまで決まっていた攻撃が決まらなくなり、終始東海大にリードを許す展開。1年生3人がスタメンに名を連ねる東海大は、彼ら若い戦力に「東海魂」が降臨したか、気迫に満ちた攻撃で法政大を圧倒し始める。特にエース金子は本来の大エース飯塚の穴を補って余りある活躍を見せ、チームを牽引した。第4セット、一旦は崩れかけた法政大のリズムを立て直すべく、大黒柱鈴木が立て続けに東海大の3枚ブロックの上からスパイクを打ちこみ、必死の食い下がりを見せる。しかし20−20で迎えた終盤、東海大のもう一人の1年生エース・富松が難しい2段トスを2本連続で打ち切って決めたのとは対照的に、法政・鈴木はここから一本も決めることができず、25−21で東海大がこのセットも連取し、東海大の押せ押せムードのまま、勝負はフルセットに。最終セットに入っても東海大の勢いはとまらず、序盤で法政・鈴木のスパイクを3連続シャットアウトした東海大がそのまま一気に押し切り、決勝進出を果たした。

第1・2セットともに、内容では圧倒されながらも食い下がりを見せ、最後に結果を出した東海大に対し、中盤で自滅し、大差で3・4セットを落とした法政大。第5セットの結末は予想されたものだったが、前日の準々決勝に続き、2試合連続フルセットを演じてしまった東海大。体力的ハンデを、持ち前の「東海魂」でカバーしきれるかどうかが、決勝で宿敵・筑波に春リーグのリベンジを果たすためのキーポイントとなるだろう。